Biography

[ミン・ウォン] 1971年シンガポール生まれ。ベルリン在住。パフォーマンス、ビデオ、インスタレーションの手法を用いてワールドシネマやポピュラーカルチャーに新たな解釈を与えるウォンは、人の行うパフォーマティブな行為を考察することで「真正性」や「オリジナリティ」の概念を紐解いていく。近年は京劇の近代化について探究を深め、京劇と中国におけるSFとの関係性に強い演劇的関心を寄せている。ウォンは2009年の第53回ベネチア・ビエンナーレでシンガポール代表に選出され、審査員特別表彰を受賞。主な個展に「偽娘恥辱㊙︎部屋」ASAKUSA、東京(2019年)、「私のなかの私」資生堂ギャラリー、東京(2013年)、「ライフ オブ イミテーション」原美術館、東京(2011年)/シンガポール美術館(2010年)/第53回ベネチア・ビエナーレ、シンガポール館パビリオン(2009年)。主なグループ展に「Signals: How Video Transformed the World」ニューヨーク近代美術館(2023年)、「Global(e) Resistance」ポンピドゥーセンター、パリ(2020年)、 「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」福岡アジア美術館/森美術館、東京/国立新美術館、東京(2017年)、「Fassbinder – NOW」Martin-Gropius-Bau、ベルリン(2015年)、「ゼロ年代のベルリン」東京都現代美術館(2011年)。国際トリエンナーレ、ビエンナーレにも多数参加。彼の作品は、シンガポール美術館、ニューヨーク近代美術館、香港M+、ポンピドゥーセンター(パリ)、テート・モダン(ロンドン)等に所蔵されている。

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