Tang Dixin: タン・ディシン

Overview

オオタファインアーツでは、タン・ディシンの東京で2回目となる個展を開催します。上海を拠点とするタンは、リベラルな発想を持つ1980年代生まれ、「80後」世代の作家です。おもにペインティングやパフォーマンス作品を発表していますが、その多くは中国社会や美術業界の制度の下で抑圧されている「身体」を扱っています。今展では、一見するとモノとも風景ともつかない身体の折り重なりを描いた作品を中心に新作ペインティングを発表します。これまで多用してきた青とグレー、近年使うようになったオレンジ色、タンは今回そこにさらに漆黒を加えました。その強い色彩のコントラストは暴力的ですらあり、観る者に強烈な印象を与えます。この機会にタンのシューレアルな世界をぜひご高覧ください。

 
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